防壁峠
規模 村(約200人)
人口 +0
繁栄 +0
- 交易相手……
- マンモス遊牧民(象牙、羊毛、肉)
- 他の要塞修道院
資源
- 近隣の農耕谷からの租税
- 農業(段々畑、大麦)
- 家畜(山羊、羊、乳、上質な羊毛、肉)
- 木材(山麓産)
- 羊皮紙、上質皮紙、インク
- 職人技:鍛冶、機織り、なめし、写字
防備 +2
- 20人ほどの守護者
- ひと握りの達人(328ページ)
- 幾らかのトゥルパ(324ページ)
- 鈍器、網、ボーラ、青銅の盾と鎖帷子
- 卓越した防御施設
ストーントップから造り手の街道(270ページ)を北へ5日、山麓(144ページ)を抜けて白牙山脈(480ページ)へと登っていくと、2つの岩肌の斜面に挟まれた峠に至る。その峠は堂々たる壁でふさがれており、上方の断崖には住居やより壮大な建造物が並ぶ。
かつて、ここは霧氷の君(316ページ)の最南端の前哨地であった。
今日では、その信奉者たちの子孫の住処となっている。彼らは寡黙で不愛想な民であり、南の者たちとほとんど関わろうとしない。ストーントップでは、防壁峠から降りてきた者が古の秘宝を山羊や穀物と交換していったという話が語り継がれているが、そんな訪問を記憶している生者は誰もいない。
問い
- 言い伝えによれば、何年も前に防壁峠から来た最後の訪問者は、交易のために何を持ってきたのか。
- ストーントップの誰かが最後に防壁峠と交易を試みたのはいつか。無視されたのか。追い払われたのか。それとも?
- 村人たちが最後に山麓で防壁峠の一団と行き会った時、何がまずかったのか。
- 防壁峠かその向こうの出身の人物を、(もしかしたらゴルディン鉱山で)誰か知っているか。なぜその者は出ていったのか。
- あの巨大な壁の向こうには何があると思うか。
- 街道に沿って並ぶあの檻に、彼らは誰を、あるいは何を入れていると思うか。
- なぜ彼らの戦士たちは鈍器しか持たないと思うか。
PCが防壁峠、あるいはその先を訪れたことがあるなら:
- そもそも何があなたをそこへ向かわせたのか。
- なぜ彼らはあなたを中に入れたのか。
- 彼らの暮らしぶりで最も驚いたことは何か。
- どんなタブーや礼儀作法に触れてしまったか。どのように?
- 彼らはあそこでも同じ神々を崇めているのか。もしそうなら、その信仰はここストーントップのものとどう異なるか。
場所
- 近づく道:つづら折りを登りきると、街道はまっすぐになり、両側に切り立った岩の斜面が迫る広い峠へと入っていく。
- 斜面に並ぶ大きな檻は、風に揺れながら、人間(?)の骨や、飢えて狂乱した囚人たちで満たされている。
- 壁は、壮大で揺るぎなく、高さ50フィート、幅20フィートで峠の幅いっぱいに広がっている。
- 壁の門は、当然閉ざされており、街道はその50フィート手前で終わっている。
- 東の斜面には、住居、厩、段々畑が点在し、すべてが狭い階段とつづら折りの小道でつながっている。
- 滝が壁の北側、東の斜面を流れ落ちている。庭園や貯水槽へと引き込まれている。
- 西の斜面には、古い巨人サイズの建造物があり、今では僧侶や守護者のための寮、厨房などに使われている。
- 大広間は、その正面が精緻に飾られており、山の洞窟を掘り抜いた広大な部屋へと続いている。住人たちが集い、瞑想し、鍛錬する場所である。
人々
防壁峠の民は、霧氷の君(316ページ)の人の身の信奉者の子孫である。彼らの名はネパールやチベットを思わせるものである(483ページ参照)。
- 三賢者は、防壁峠を統べる強大な達人(328ページ)である。それぞれが3つの宗派の1つを率いている。
- 空の宗は保存と静寂を尊び、その僧侶たちは瞑想的な静止に多くの時間を費やす。率いるのはガル
トルジェン(本能:混乱や気散じを避ける)。
- 不動の山の宗は極端な苦行の鍛錬を説き、信徒に絶えず自らを試すよう促す。率いるのはプレシ・カヴ(本能:弟子たちを完成へと駆り立てる)。
- 白水晶の宗は秩序に身を捧げている。守護者と俗人の大半がこの宗派に従う。その僧侶は数少ないが、しばしば巡回を率い、近隣の農地で裁きを下し、怪物を狩る。率いるのはオパルマ・ディヴ(本能:混沌を飼い慣らす)。
- 各宗派の僧侶たちが要塞に暮らしており、経験と適性は実に様々である。(見習いを含め、総勢約40人)
守護者は防壁峠を守ることを誓っている。その多くは僧侶になり損ねた者たちである。
彼らは古の青銅の盾と鎧を身につけているが、刃物は一切持たない。(総勢約20人)
- 残りの住人は俗人であり、庭仕事をし、家畜を追い、料理し、掃除し、その他の方法で要塞修道院を切り盛りする家族や個人である。(総勢約140人)
寡黙で不愛想
なぜ防壁峠の民は南の者たちにこれほど冷淡、あるいは敵意すら向けるのか。
それはあなたとあなたの卓が決めることだが、おそらく……
- アラティス自らが(22ページ)、霧氷の君の教えを守り、堕落した南の民を遠ざけるよう彼らに命じた。
- 彼らの祖先が塚の築き手(34ページ)を撃退し、今もなお恨みを抱いている。
- 生き残った13人の霧氷の君(316ページ)のうち1人が、彼らの山中の部屋に隠れている。
- 予言が南から破滅が訪れると告げている。
- 要塞はヤーウ・カラ(421ページ)に穢されており、ここに住む者は皆吠え声の呪い(492ページ)に用心せねばならない。
- 上記の何らかの組み合わせ。あるいは
- まったく違う何か。
集落の改良
防壁峠との交易
互いに交易すれば、両方の共同体にとってきっと利益になるはずだ!
まず彼らに話をさせることが必要で、そのためには次のうち1つが必要::
そして、以下のすべて::
すべての必要条件にチェックを入れるとき、命運を1増やし、「防壁峠との交易(木材、象牙、羊皮紙、上質な羊毛、山羊、羊)」を加える。
以降、春が訪れストーントップが余剰を1以上持っているとき、
ストーントップは交易により余剰+1を得る。また、木材、象牙、上質な羊毛、山羊、羊、羊皮紙、上質皮紙、インクを交易と物々交換する際、有利を得る。
交易と物々交換
以下のいずれかが意味を持つ前に、PCたちは防壁峠の人々を説得し、取引に応じさせなければならない。
一般に入手可能
以下はストーントップでは特別な品だが、防壁峠では一般に入手できる——PCたちはダイスを振ることなくここで入手できる。ただし、同等の価値の何かと交換する必要がある。作物や農産物は大抵求められている。
| 武器と防具 | Value |
|---|---|
| ◇ 棍棒、青銅製(近接) | 0; |
| ボーラ(投擲、組み付き、扱いにくい、ダイスサイズ-1) | 0; |
| ◇ メイスまたはフレイル、青銅製(近接、強打) | 1 |
| ◇◇ マンキャッチャー(間合い、組み付き、ダイスサイズ-1) | 1 |
| ◇◇ 盾、青銅製(不器用、アーマー+1、守り抜くの7+の備え+1) | 1 |
| 品 | Value |
|---|---|
| 上質な羊毛の衣服 | 0* |
| ◇◇ 反物 | 1* |
| 荷車一杯分(動かせない) | 2* |
| 羊皮紙、数枚 | 1 |
| インク、小瓶と羽根ペン | 1 |
| ◇ 空の本、羊皮紙 | 1 |
| 家畜 | Value |
|---|---|
| 白牙山羊(足取り確か、好奇心旺盛、毛深い);HP 3;ダメージ (至近);本能:探検する;解体すると◇食料(6使用)になる;上質な羊毛を産する;暖かい気候では病弱になる | 2 |
| 羊(臆病、頑丈、毛深い);HP 3;ダメージ (至近);本能:群れに従う;解体すると◇食料(6使用)になる | 1 |
| 牧羊犬、従者(鼻が利く、牧畜者、獰猛);HP 6;ダメージ (至近、組み付き);本能:脅す、威嚇する;代価:世話と手入れ | 1 |
特別な品
以下は、ムーブと装備の別紙にある特別な品に加えて、防壁峠で入手できるかもしれない。PCたちは入手するために交易と物々交換を振らなければならない。
PCたちが防壁峠で交易と物々交換をする
とき、彼らはこの地の繁栄(デフォルトで+0)を用いる。刃物を入手または売却したい場合は不利になる。6-の場合、彼らはXPを得られず、単にそれが入手できない・誰も興味を示さないというだけである——近くの農場やマンモス遊牧民の一団の方が運が良いかもしれない。
| 品 | Value |
|---|---|
| ローブ・肩掛け、上質な羊毛、精緻な文様(暖かい、美しい) | 1* |
| 象牙 ちょっとした装飾品 | 1 |
| ◇ かなりの大きさの一片 | 2 |
| マンモスの牙一本(動かせない) | 3 |
| 荷車一杯分のマンモスの牙 | 4 |
| 暗黒の氷(魔法、322ページ参照) 小さな一片(魔法) | 1 |
| ◇ 大きな塊(魔法) | 2 |
| 特別な特性を持つもの | +1 |
| 実用的な道具や武器 | +2 |
| 黒鉄(307ページ)でできた品 | +2 |
奉仕と便宜
PCたちは以下について交易と物々交換を振る必要はないが、ふさわしい価値の何かを差し出すとしても、人々を説得する必要があるかもしれない。PCたちが地元の人々から良く思われているなら、これらの恩恵を無償で、あるいは誰も説得することなく、または割安で得られるかもしれない。
| 奉仕/便宜 | Value |
|---|---|
| 質素な食事と寝床、数晩分 | 0; |
| 俗人の労働、1日分 | 0; |
| 俗人の一団、1週間分の労働 | 1 |
| 僧侶との相談 | 1 |
| 賢者への謁見 | 2 |
| 僧侶の指導のもとでの数週間の修学 | 2 |
| 山中への案内、行き先は…… | |
| ……近くの農耕谷 | 0; |
| ……他の既知の近場の地点 | 1 |
| ……危険な、あるいは未知の地点 | 2 |
| ……秘密の、あるいは命に関わる場所 | 3 |
交易の機会
PCたちが(季節の移ろいムーブから)交易の機会を得たなら、
防壁峠は以下を提供するかもしれない:
- 品々の公正な交換に加え、今後の交易を望むなら保証人になってくれる誰か(防壁峠との交易、29ページ参照)。
- 良い交換レート。余剰1につき、価値2の品を2つ、あるいは3つも。
- マンモスの象牙2本か3本(価値3)、問題解決の手助けと引き換えに。
- 価値3のありふれた品、霧氷の君のそれほど価値の高くないアーティファクトと引き換えに
- かなりの量の暗黒の氷(322ページ)
- 霧氷の君(322ページ)、野の精霊(364ページ)、あるいは死と不死なるもの(74ページ)から得られるアルカナム。
秘密
- 秘密の通路や扉が、この施設への出入りに使われている。よそ者はそこを通される際に目隠しをされ、その存在を知ってしまった場合は死罪となる。
- 山腹の奥深くに隠された金庫があり、あらゆる魔法とトゥルパ(324ページ)によって守られている。その存在を知る住人はごくわずかであり、中身を知る者はさらに少ない。
- 僧侶の1人が偽りの達人(329ページ)への道を歩み始めている。彼女は人気があり、(見たところ)かなりの才能もある。不動の山の賢者、プレシ・カヴだけが何かに気づいている。
引き金
- PCたちが霧氷の君のアーティファクトを手に入れる。それを使って交易交渉を切り開けるかもしれない?
- 防壁峠からの一団がストーントップにやって来て、食料や家畜と引き換えに象牙・金・アルカナムを差し出す。彼らは口数少なく、何かに怯え、神経を尖らせている。
- 死刑を宣告された罪人が防壁峠から逃げ出し、逃げ場を求める。シャンティアラ(495ページ)がその者を追っている。
危険
周囲
- 急峻で危険な岩の斜面
- 過酷な山の天候(488ページ)
- 低体温症と凍傷(489ページ)、寒さの中に留まった場合
- 冬には土砂崩れ(376ページ)や雪崩(489ページ)
防御施設
- 近づく道を見張り、来訪者を要塞に知らせる小さなトゥルパ(324ページ)
- 高さ50フィート、幅20フィートの滑らかな石の壁
- 壁の上の通路と胸壁
- 造り手の街道からの最後の道のり、50フィートほどは遮るものが何もない
- 木と青銅でできた巨大な門
- 門の先には、殺しの穴が並ぶ小門楼
- 内側からしか開かない、巧妙に隠された扉
- 大広間の入口を守る一対のキャグセン(326ページ)
よそからの人々
- 交易や貢納、あるいは訴えを求めてやって来たマンモス遊牧民(177ページ)や谷の農民(484ページ)
- 他の要塞修道院や荒野のどこかの洞窟から訪れた達人(328ページ)
- 便りを届けると称しつつ、実際にはただ揉め事を起こしているムカラン(327ページ)
- 近隣の農耕谷のいずれかから来た、死を宣告され慈悲を乞う盗賊(131ページ)や罪人
- 賢者たちを訪ね、あるいは論じ合うためにやって来た野の精霊(356ページ)
- 偽りの口実の下でここに来た、下なるものの隷属者(435ページ)——混沌と災いを広めるよう促されている
守護者
HP 6;アーマー3(青銅の盾、鎖帷子)
ダメージ 青銅のメイス (近接、強打)またはマンキャッチャー (間合い、組み付き)またはボーラ (投擲、組み付き、扱いにくい)
本能:脅威を制圧する、あるいは追い払う
- 巧みに集団戦術を実行する
- 敵を絡め取る
- 誰かを打ちのめして気絶させる
- 激情に駆られて致死的な力に訴える
僧侶
HP 10; アーマー0;
ダメージ 杖 、不利(近接)
特殊能力 霊視;飢え、寒さ、欠乏に慣れている 空の本能:他者の苦しみや必要を無視する
- 動じないでいる
- 肉体を無感覚にしたまま、精神を精霊界へと送り出す
- 周囲の自然の力を鎮める
- 極限の身体能力や持久力の離れ業を成し遂げる
- 剥き出しの自然の力に耐える、あるいはそれを吸収する
- 適応や変化を拒む
- 指揮を執る
- 己の務めを果たす
- 他者の感情を抑え込む
不動の山の本能:自らを追い込み、試す
白水晶の本能:秩序を課す
見習い
HP 6、 アーマー0;
ダメージ 杖 、不利(近接)
特殊能力 当てにならない霊視
本能:師の教えと自らの本能的な欲求の間で揺れ動く
- 上位者の求めに応じる
- 躊躇う、尻込みする、たじろぐ
- 大きな才能を示す、あるいは大きな弱さを示す