雨をもたらすトル
雨をもたらすトル(Tor, the Rain-maker)は、雷雲、獣を屠る者とも呼ばれ、ストーントップの神々の東屋に祀られる神々(178ページ)の一柱である。風と雨、天候と嵐の神であり、戦士と狩人の守護者でもある。その勝利について、そして、そう、その欠点についても、多くの物語が語られている。
テーマ
選ぶか、を振る。
| 1-2 | 雨/雪/清らかなよい水 |
|---|---|
| 3-4 | 風/天候/空/雲 |
| 5-6 | 嵐/雷鳴/稲妻 |
| 7 | 勇気/力/武勇/忍耐 |
| 8 | 気前のよさ/贈り物/祝い |
| 9 | 陽気さ/自信/愚かさ |
| 10 | 驚き/気分屋/気まぐれ |
| 11 | 憤怒/激怒/破壊 |
| 12 | 予言/予告された破滅 |
問い
言い伝えによれば:
- トルはどのようにして(神に)なった? その起源の物語は?
- どの神が彼の好敵手/恋人/味方/身内?
- トルが討ち取ったと言われる三大獣とは?
- 彼が怒りにまかせて形づくった自然の地形は何?
- かつて人間が彼をどんな窮地から救った?
- 彼はストーントップ/人類にどんな贈り物をした?
- 彼はどうして指を1本失った?
- 人の姿で世を歩くとき、彼が名乗る名のひとつは?
答えを手がかりに、トルの真の姿(180ページ)を決めよう。
冒険の種
- PCたちが九本指のよそ者(457ページ)に出会う。
- 激しい嵐の最中、何人もの村人が、解き放たれた恐ろしい獣の夢を見る。
- トルの儀式のひとつが妨げられる。村を干魃が襲う。
- トルのさすらいの神官がやって来て、ルーンを投げて運勢を占おうと申し出る。
- 旅人たちが力/嵐/戦の新しい、あるいは異国の神を称え、トルに侮辱と嘲りを浴びせる。
ストーントップにて
トルはストーントップで最も人気のある神だ。
巨石(the Stone)(12ページ)は彼の金床、あるいは投げ槍の矢筒と呼ばれることがある。貯水槽(the Cistern)(12ページ)は彼の角杯と呼ばれることがある。土地の者は彼の名を持ち出す色とりどりの言い回しをたくさん使う。
トルの祠はどんなものか? あるいはそれは…
- ウイスキーと贈り物、戦利品とお守りで埋め尽くされている。
- 簡素な偶像があるだけだ。彼の真の祭壇は巨石だから。
- 絶えず世話をされる、くすぶる火がある。
- 覆いに隠され、畏れられ、ふさわしい者しか近づけない。
- 以上の何らかの変形。あるいは
- まったく別の何か。
PCたちに尋ねよう:
- トルの祠の世話をするのは誰? (神官のような)正式な役目? それとも?
- トルはどのように描かれている?
- 彼の祠を飾っているのはどんな印?
- 土地の者は彼の祝福を願うために何をする?
- 彼の怒りを避けるために何をする?
- トルの大祭日はいつ? それぞれどのように祝われる?
トル
…そしてよその地では
トルの崇拝はどれほど広まっているのか?
それはあなたとあなたのグループが決めることだが、あるいはトルは…
- 土地の神で、ストーントップの守護神だが、よそではほとんど知られていない。
- 世界の果て(the World's End)全体で崇められているが、リュゴスと南方(Lygos and the South)(256ページ)の者たちからは野蛮な神として退けられている。
- 広く知られて崇められ、さすらいの神官の教団が仕えている。
- 世界中で知られているが、しばしばまったく異なる相を持つ。
- 以上のいずれかの何らかの変形。あるいは
- まったく別の何か。
トルを知り崇める他の共同体については、以下を考える/尋ねる:
- 彼らは彼のテーマ(前ページ)のうち、どれを最も重んじる?
- 彼は喜んで崇められている? しかるべき敬意を払われている? 恐れられ、なだめられている? それとも?
- 彼らは公の祠や神殿を維持している? もしそうなら、それはどこにあり、どんなもの?
- 彼を称える儀式を執り行うのは誰?
- 彼らはどんな聞き慣れない物語を語り/儀式を行い/印を用いる?
ある民がトルの崇拝を知らないなら:彼らは空、嵐、天候、暴力のどんな別の神々を崇めているのか?(手引きは184ページを参照。)
トル
アーティファクト
さまざまな宝物
- 閃電岩。◇稲妻でガラス化した砂や土で、トルにとって神聖なもの(壊れやすい、価値0)
- トルへの祈りが刻まれた、大いなる獣の鉤爪/牙/象牙/角(価値0)
- 占いに使う類のルーンの入った小袋(価値0)
- 供物として置かれた純粋なエーテリウム(404ページ)の延べ棒(価値1)
- ◇エーテリウムの穂先の投げ槍(投擲、魔法、強打、騒々しい、危険、ダメージ+2、使い切り、価値2)◇
- ◇◇大きな透明な瓶。中に封じられた淡い液体が、雨、雪、嵐が近づくと上がる(壊れやすい、価値2)
- 白牙山脈(Whitefang Mountain)の様式(480ページ)で彫られた一対のマンモスの牙。贈り物を携え獣を屠る嵐の神を描いている(動かせない、価値3)
小アルカナム
1つ選ぶか、誰かに振ってもらう。
| 1 | 半ば埋もれた銘板(510ページ) |
|---|---|
| 2 | 森の中の小道(516ページ) |
| 3 | 豪華な刺繍の外套(522ページ) |
| 4 | ひびの入った笛(523ページ) |
| 5 | 腐食した穂先(531ページ) |
| 6 | 上等な角杯(535ページ) |
大アルカナム
以下はトルと結びつけられているか、少なくとも彼の信奉者に崇められているかもしれない:
- 紺碧の手(574ページ)
- 嵐の印(566ページ)
危険
関わりのある存在
- 元素の精霊(360ページ)、とくに雨、雪、嵐、風の精霊
- 嵐の前に踊るのが大好きなアンダライ(Andalau)(368ページ)
- トルの最も尊ばれる獣に数えられるフリサンク(Frythanc)(133ページ)と雷竜(thunder drakes)(135ページ)
- 元素の渦(408ページ)、とくに稲妻や風のもの
- おそらくは蒼ざめた狩人(the Pale Hunter)(292ページ)。トルの子/好敵手/恋人など、あるいは彼が呪った者かもしれない
厳しい天候
- 打ちつける風雨
- 雷鳴と稲妻(下記参照)
- 悪い視界
- 滑りやすい/水浸しの地面
- 鉄砲水
- 雹の嵐――うっとうしく、打ちつけ(ダメージ)、打ち砕く(ダメージ)
- 土石流(376ページ)
- 冷たい風雨、みぞれ、雪、低体温症と凍傷(489ページ)
稲妻
あなたが稲妻に打たれるとき、それは必ずしもトルの不興のしるしではない。
だが、おそらくはそうだ。
- 遠くで閃き、不気味に轟く
- 真っ白な稲妻で空を塗りつぶす
- ドーン! 耳を聾し、方向感覚を失わせる
- 稲妻が野火(130ページ)を起こす
- 髪が逆立ち、肌と背筋がぴりぴりする
- 稲妻が近くに落ちる(ダメージ、間合い、範囲、強打、騒々しい、アーマー無視)
- 稲妻が直撃する(死の淵)
トル
干魃
本能:資源を枯渇させる
- 雨と雪は、命を与えるトルの贈り物だ。
- 病が広がる(122ページ)
だが彼がそれを出し惜しみしたら? あるいはもっと悪いことに、自由に与えられなくなったら?
興味深いこと:過去の干魃は、しかるべき供物を捧げること/何らかの探索を成し遂げることで終わったが、詳細ははっきりしない――野の精霊(356ページ)と交感すれば、もっとわかるかもしれない?
役に立つこと:あなたはどんな供物を捧げるべきか、あるいはどんな探索を成し遂げるべきかを知っている――GMと計画を立てて詳細を決めよう。
九本指のよそ者
HP 22; アーマー 4(強靭さ)、黒鉄に対しては0
ダメージ 武器による (タグは武器による、 +強打)
特殊能力 問題を解決できない/しようとしない(引き起こすか突きつけるだけ)。自らの真の姿に気づいていない
本能:人を試し、出来事を動かす
- 九本指の男として現れる
- 試練を突きつける(次の列)
- 彼らの判断を曇らせ、すべてがもっともらしく思えるようにする
- (怪しげな?)贈り物や呪いを授ける
- 不可解に姿を消す
多くの物語が、ありそうもない場所で出会ったよそ者のことを語る。よそ者は何かの窮地に陥っているか、主人公に挑むか、魅力的な好機を差し出す。何が起きるにせよ、よそ者は最後に姿を消すが、その前に主人公は彼の指が1本欠けていることに気づき――今出会ったのがトルだったと悟るのだ。
物語の主人公が見事に応えれば、よそ者から贈り物を勝ち取る:財宝や魔法の品、秘密や予言、あるいはちょっとした役立つ助言かもしれない。
だが「主人公」が力及ばなければ、呪われるか、破滅と悲嘆をもたらす財宝を「勝ち取る」ことになる。
トル
九本指のよそ者を登場させるときは、その現れ方と、彼が突きつける試練を選ぶか振る。彼がどんな贈り物や呪いを授けるかも考えよう:
アルカナム、答え、ちょっとした助言、祝福(例:「鼓舞する」ムーブのとおり準備を3ホールドする)、呪い(脅威、魔法の災い)など。
| 1 | 生意気な若者 |
|---|---|
| 2 | 手ごわい戦士 |
| 3 | 苦労の絶えない父親 |
| 4 | 裕福な商人 |
| 5 | 謎めいた/用心深い旅人 |
| 6 | 不運な老人 |
| 1 | 力の試練(決闘、組み討ち、倒すべき獣など) |
|---|---|
| 2 | 技の試練(競走、登攀、弓比べなど) |
| 3 | 忍耐の試練(飲み比べ、長い行軍、夜通しの見張りなど) |
| 4 | 勇気の試練(立ち向かうべき恐怖、受け入れるべき運命、防ぐべき不正など) |
| 5 | 名誉の試練(盗み、ごまかし、賭けの八百長をする機会など) |
| 6 | 優しさの試練(助けるべき哀れな者、正すべき過ちなど) |