フェイ
大森林(200ページ)とフェリアーの沼(116ページ)には、奇妙な者たちが暮らしている。
驚異にして危険な、伝説から抜け出たような存在だ。森の民(150ページ)は彼らを「善き隣人」「隠れたる者たち」と呼び、彼らを侮辱せぬよう細心の注意を払っていた。そしてストーントップにも同じようにするよう戒めた。森の民は去ったが、フェイ(Fae)は今も残っている。
緑の君(210ページ)は、はるか昔にフェイを生み出した——精霊を導き、驚異の領域を織り上げるために。彼らはフェイに領地の管理を任せ、道標石(478ページ)を築かせ、後には緑の君の理想郷たる死後の世界を創らせた。
フェイの中には、その隷属に憤りを抱く者もいた。自らを縛る約束や誓いに抜け穴を見出す者もいた。首謀者たちが現れ、負債と義務の網を張り巡らせて、主たちの支配を切り崩していった。
蜂起が始まった。反乱者たちは墓を暴き、農園を焼き払い、主たちを槍にかけた。自由の身となったフェイの一団が大森林を駆け巡り、焼き払い、解放し、仲間を募った。やがて一団は軍勢となった。
緑の君は追い詰められていった。彼らは下なるもの(412ページ)に助けを求め、邪悪な力によって自らを堕落させた。
彼らは生ける兵器を生み出し、反乱者たちを狩り立て、凄まじい報復を行った。
蜂起はほとんど失敗しかけたが、緑の君は同胞たる
造り手たちの怒りを買っていた。とりわけ石の君(382ページ)は、緑の君の堕落に戦慄した。彼らは恐るべき呪文を編み出し、緑の君の領域の中心を打ち砕いて、今日フェリアーの沼と呼ばれる荒れ果てた沼地へと変えた。それから彼らはフェイと同盟を結び、生き残った緑の君に対して戦を仕掛けた。
ヴォル・スヴェテリク(468ページ)の包囲戦の後、フェイたちは目的を失い、漂うばかりとなった。多くの者はもはや誓いや義務に縛られていなかった。首謀者たちは言い争い、いがみ合った。派閥が生まれた。
軍勢は解体された。そしてフェイは、今日見るような分裂した民となった。
善き隣人たち
フェイと人間は、もちろん道が交わることもある。森の民は緑の君に仕えた人間の従者たちの末裔であり、幾世紀にもわたって大森林に住んでいた。フェイは石の君の人間の奴隷たちと肩を並べて戦った。そして一部のフェイは確かに、自分たちの領域の縁に住む人間たち——ストーントップ、マーシュエッジ(274ページ)、マンマーチの民(282ページ)、そしていくつかの白牙の村々(483ページ)さえも——を知っている。彼らと我々の間には、常に何らかの関わりがあった。
だが、フェイは我々とは違う。彼らは魔法を呼吸する。時は彼らにとってほとんど意味を持たない。彼らに生存の基本的な欲求はない。彼らを突き動かすのは、誇り、退屈、そして執着だ。彼らを形作るのは、負債と義務、そして隷属と戦争の古い傷跡だ。
フェイは人間にとって危険な存在だ。敵意があるとは限らない(一部にはあるが)が、異質なのだ。我々の生の輝きや創造性、情熱に感嘆する者もいる。我々の記憶や感情を豊かで陶酔的なものと感じる者もいる。我々の尊厳や、儚い生の滑稽さを楽しむ者もいる。我々のことを気にかける者さえいるかもしれない。だが彼らは、揺り籠から赤子をさらうことを、我々が子犬を仔犬の群れから選び取る以上には思い悩まない。
フェイ
テーマ
1つを選ぶか出目で決める(あるいは2つを組み合わせてもよい)。
| 1 | 時間と空間の流動性:停止、歪み、拡張、あるべきでない場所(時)にあるもの |
|---|---|
| 2 | 魔法にかけられること、夢と夢の論理、異常が正常として受け入れられること |
| 3 | 幻影/幻惑——しばしば下劣な、あるいは醜悪な現実を隠す |
| 4 | 形なきものが現実となる、比喩が文字通りとなる |
| 5 | 約束、取引、抜け穴;鉄の鎖のように重くのしかかる負債と侮辱 |
| 6 | 不可解な礼儀作法、奇妙な規範、逆転した価値観、道徳を欠くように見えるさま |
| 7 | 情熱、気まぐれ、過剰;他者の自律を顧みないこと |
| 8 | 美と醜の極端さ、その境界の曖昧さ |
| 9 | 己の容姿、己の正体、己の真にして秘めた心の可変性 |
| 10 | 境界性:精霊でも肉体でもなく、ここでもそこでもなく、これでもあれでもなく、現実でも非現実でもない |
| 11 | 自然界と野の精霊(356ページ)への深い結びつき |
| 12 | 緑の君(210ページ)による隷属、彼らに対する戦、そして両者が残した消えぬ傷跡 |
フック
- 地元の家族が、自分たちの赤子がフェイの取り替え子にすり替えられたと訴えている。
- ある男やもめが、亡くした愛の記憶を消してくれるようフェイに頼みたがっている。
- ある猟師が、いたずら好きなフェイに何も知らずストーントップのもてなしを申し出てしまう。
- ズライェダク(223ページ)が停止状態から解き放たれ、怯えたフェイたちが助けを求めてくる。
- あるNPCがフェイに借りがあり、フェイはその者が到底差し出せないもの(子供、愛、結婚など)を求めている。
- あるフェイが村人に恋をし、人間としての生を送ろうとする。
問い
一般に:
- あなたがたの中で、揺り籠からさらわれた兄弟姉妹や子供を失った者は誰か?
- 村の中で、フェイの血を引くと言われているのは誰か?
- 町の中で、かつてフェイと取引をしたのは誰か? 何を失い、その代わりに何を得たか?
- 森でかつて出会ったフェイの存在とは何だったか? どうやって無傷で逃れたのか?
出会った特定のフェイについて:
- その存在の何が、あなたを畏敬/憧れ/悲しみ/喜び/__で満たすか?
- どんな忘れていた記憶を呼び覚ますか?
- その者について、後で思い出すのに苦労するのはどんな細部か?
- 決して忘れられない細部はどれか?
伝承
ストーントップの誰もが知っていること:
- 奇妙な、魔法を宿す者たちが大森林に住んでいるということ
- その姿、能力、気質は実に様々だということ
- 彼らが奇妙で、夢のようで、気まぐれで、驚異的で、危険だということ
知っているかもしれないこと:
- 特定のフェイの詳細:行動、物腰、能力、限界、名前など
- フェイの本性(98ページ)の詳細
- 鉄が彼らにとって忌むべきものだということ
- フェイと接する際の正しい作法
- 彼らから身を守る方法
- 領域について:その入り口、それがもたらす危険、具体例
- 彷徨える市の言い伝え
- 彼らが緑の君に仕えていたということ
ごくわずかな者しか知らないこと:
- 彼らの歴史、起源、反乱の詳細
- 彼らの政治、負債、関係、義務の機微
- 彷徨える市の見つけ方
- 彼らの存在の形而上学
名前
フェイの「名前」は、称号や名詞、あるいは出会った者から借りた描写的な言い回しであることが多い——その本性にふさわしく、素朴だったり、風変わりだったり、不吉だったり、壮大だったりする。
植物や獣、岩、地形の特徴、自然現象、色、日用品、感情や感情的な行い、称号、関係性、土地の名にまつわる言葉を組み合わせ、変化させ、アレンジしてみよう。
素朴な名前の例:どんぐり、蜘蛛の巣、ホブ、コクマルガラス、薬缶、ヒバリ、蛾、羽軸、小川、コマドリ、シチュー鍋、エンレイソウ、ひげのおじさん、口笛吹き、ぐらぐら、ぶり
風変わりな名前の例:鈴風、苦い唇、月光、豆畑の裾、黄昏のケシ、雨の花弁、鹿角棘、薊の綿毛、白樫、黄色いズボン
不吉な名前の例:骨の薬缶、父なる
長指、にやけのネル、絞首人、葬送歌の王、古き悲しみ、蒼ざめた姉妹、石歯、泣き薔薇。壮大な名前の例:暁の囁き、火の花、雷鳴の息吹、野兎の
星刃、真夜中の牝馬、谷間に降る雨、銀の牡鹿、嵐の王
フェイの中には、多くの名前を使い分けたり、時とともに名を変えたりする者もいる。ある
フェイが土地の者たちに知られている場合、彼らが自分たちの言葉でそれを何と呼ぶかを考えよう。たとえば「月光」という名のフェイは、ストーントップでは「ペリドルロア」、マンマーチの民には「モントシュトロール」と呼ばれるかもしれない。
おそらく、それぞれのフェイには真にして秘めた名があり、それによって命じ、縛ることができる。もしそうならば、それは彼らにとって最も大切で貴重な秘密であるはずだ。
フェイは精霊の素材でできた生ける存在だ。厳密には精霊ではないが、精霊であるかのようにそれらと関わり合う。肉と骨でできている——あるいはそれに近いものだが、それは奇妙で、可変的で、頑健だ。彼らは……
- 食べたり飲んだりする必要はないが、そうしたものを楽しむことはできる。
- 眠る必要はないが、しばしば眠ることを選ぶ。
- 窒息したり溺れたりすることもあるが、再び呼吸できるようになれば大抵は回復する。
- 繁殖への衝動は感じないが、性を楽しんだり、恋に落ちたり、子をもうけたり、人間から子を奪ったりすることもある。
- 年老いて衰えることはないが、退屈したり、自分のやり方に深く固執したりすることはある。
- 約束や誓いを破ることはできないが、抜け穴を見つけることには長けている。そして
- 負債や侮辱の重みを、まるで重い鎖のように感じる。
負傷
フェイは尋常ならざる頑健さを持ち(アーマー4)、鉄によるものでなければどんな傷も癒すことができる。「致命的な」傷を負ったフェイは、最後の扉を通り抜けることもある。だが、後になって気が変わり戻ってくることもある——フェイとは気まぐれなものだからだ。
鉄
鉄(鋼を含む)はフェイにとって不快なものだ。
その存在は彼らを侮辱する。彼らの魔法を乱す。肌を焼き、アーマーを無視し、決して消えない傷跡を残す。鉄はフェイを殺すことができる——本当に、完全に。
黒鉄(307ページ)はさらに悪い。その存在は彼らの魔法を解きほぐす。その接触は焼くだけでなく、肉を化膿させる(+ダメージ、アーマー無視、凄惨)。それは決して癒えない凄惨な傷を残し、やがて彼らを虚ろなるフェイ(114ページ)へと変えてしまう。
魔法とフェイ
フェイはフェイであり、精霊でも人間でもない。原則として、「精霊」や「人間」に特に作用する魔法はフェイには適用されない。彼らは彼ら自身の存在なのだ。
とはいえ、魔法とは曖昧なものであり、フェイもそれぞれ個性を持つ。迷ったときは、その場に相応しいと感じられることを考えよう。おとぎ話で通用する策なら、フェイにもきっと通用するはずだ!
幻影と幻惑
幻影とは嘘だ。実体を持たない。
幻影の椅子は重さを支えられず、幻影の剣は斬ることができない。巧みなフェイなら、幻影の剣で斬られたときに痛みと血の幻影を作り出すこともできるが、その傷に持続的な影響はない。
幻惑はより深遠なものだ。それは物そのものと、それが世界とどう関わるかを、幻惑が解けるまでの間は変えてしまう。岩を幻惑して椅子に変えれば、快適に座ることができる。
棒切れを幻惑して剣に変えれば、それは実際に斬りつけ、本物の血を流させる。幻惑が解けても、傷はそのまま残る。
幻惑とは詩のようなものだ。どんぐりを宝石に、舞い散る葉を蝶に、あるいは驢馬のように喚く人間の頭を本物の驢馬の頭に幻惑することはできる。だが、槍を水たまりに幻惑するというようなことはできない。これらは「韻を踏んで」いなければならないのだ!
フェイは互いの幻影や幻惑を見抜くことができるが、原則としてそれに調子を合わせる。
そうしないことは、侮辱となりうる。
幻惑は鉄にも鋼にも作用せず、そのどちらかに触れると幻影は明滅して消えてしまう。黒鉄(307ページ)の接触は、油っぽい水に石鹸を落としたときのように、幻影と幻惑の両方を打ち消す。
言語
フェイは出会った誰の言葉も理解し、常に自分の意志を相手に伝えることができる。多くは気取った話し方をする(訛り、韻文、奇妙な構文など)——自らを楽しませるため、他者を苛立たせるため、あるいは単にそれが彼らの思考の在り方だからだ。
負債と約束
フェイは負債、義務、約束に縛られている。これは彼らと取引する人間にも当てはまる。フェイは次のようなことをするかもしれない。
- 申し出をする(公正な、あるいは一方的な)
- 丁重に断る、あるいははぐらかす
- 強く求める、より多くを要求する、より少なく提示する
- 負債の返済を迫り、それを取引材料に使う
- 約束をする、あるいは要求する
- 抜け穴を見つける/利用する
- 負債を別のフェイに譲り渡す
フェイがあなたに借りがあるとき、それに抵抗したり自らを守ったりするための判定は有利になる。彼らがあなたに負う負債や 交わした約束を取引材料に使うとき、説得や、その他の方法でそれに影響を与えようとする判定に有利を得る。
あなたがフェイに借りがあるとき、彼らに直接対して行う判定(ダメージロールを含む)はすべて不利になる。フェイに交わした 約束を守れなかったとき、理由の如何を問わず、あなたはそのフェイに借りを負うか、あるいは彼らがそれを侮辱と受け取るかのいずれかとなる(フェイが選ぶ)。
最後の 扉を通り抜けるとき、あなたが負うすべての負債と交わしたすべての約束は無効となる。
侮辱と礼儀作法
フェイはまた、侮辱、誇り、礼儀作法にも縛られている。侮辱されたフェイは、人間が空腹を感じるように、身を苛む生理的なものとして満足を求める。彼らの文化は、人間がしばしばつまずくような小さな規則や礼儀作法の要点に満ちている。
フェイを侮辱する方法としては……
- 無礼に申し出を断ること
- 負債や約束を守れないこと
- 彼らが自分の物だと思っているものを奪うこと
- 適切な取引材料もなく要求や脅しをすること
- 彼らの前にこっそり鉄を持ち込むこと
- 彼らの遊びに調子を合わせられないこと
- 彼らの名誉/力/狡知、あるいは彼らが自らについて価値を置くものを貶すこと。あるいは
- 上記のいずれかを彼らのせいだと責めること。
PCがフェイと取引をするとき、そのフェイは次のようなことをするかもしれない。
- PCを失態に誘い込む
- 非難する
- 本気で、あるいは策として憤慨してみせる
- 本当に侮辱と受け取る
そして侮辱された場合、次のようなことをするかもしれない。
- 償いを要求する
- 怒って立ち去る、あるいは逃げ去る
- 許しを贈り物として差し出す
- 他のすべての礼儀作法を無視する
- 話や噂を広める
- 恨みを抱き、復讐の計画を練る
- 暴力や魔法に訴える
フェイを作る
フェイ、あるいはその一団を作るには、すでにわかっていることと、彼らが登場する状況について考えよう。彼らがどのような者かを決める:関心事、大きさ、そして1〜3個の特徴を選ぶか出目で決める。
| 1-2 | 遊ぶ/浮かれ騒ぐ/騙す/覆す |
|---|---|
| 3-4 | 支配する/強制する/いじめる/傷つける |
| 5-6 | 努力する/作る/労苦する/成長する |
| 7-8 | 収集する/貯め込む/執着する |
| 9-10 | 着飾る/画策する/噂話をする |
| 11-12 | 守る/見張る/不貞腐れる/隠れる |
| 1 | 微小(虫か鳥ほどの大きさ) |
|---|---|
| 2-3 | 微小(猫かそれより小さい) |
| 4-6 | 小型(人間の子供ほど) |
| 7-9 | 人間ほどの大きさ |
| 10-11 | 大型(馬ほど) |
| 12 | 巨大(象ほど、あるいはそれ以上) |
| 1 | 捕食性/鉤爪を持つ/牙を持つ/強力 |
|---|---|
| 2 | 角を持つ/枝角を持つ/蹄を持つ/跳ね回る |
| 3 | 毛深い/尾を持つ/丸々とした/ちょこまか動く |
| 4 | 翼を持つ/嘴を持つ/羽毛に覆われた/ひょろ長い |
| 5 | 鱗に覆われた/鱗状の/ぬめる/くねる |
| 6 | 玉虫色の/甲殻質の/虫のような/異質な |
| 7 | 木のような/雑草のような/棘だらけ/無感情/硬い |
| 8 | 葉に覆われた/花咲く/絡みつく/繊細 |
| 9 | 儚げ/流動的/霜のような/優雅/超然 |
| 10 | 土くさい/岩のような/ごつごつした/汚れた/どっしりした |
| 11 | きらめく/星のような/光り輝く/燃えるような |
| 12 | 人形のような/人工的な/作り物の/虚ろな |
を振って、どれほど人間らしく人型に近いかを決めるとよい。
次に、1〜3個の才能を選ぶか出目で決める。
| 1 | 幻影/幻惑 |
|---|---|
| 2 | 変身/変容 |
| 3 | 怪力/スタミナ/労働/技能の妙技 |
| 4 | 無生物/元素/獣や鳥や虫への影響力 |
| 5 | 飛行/穴掘り/すり抜けなど |
| 6 | 時間、空間、因果を弄ぶこと |
| 7 | 強力で古い魔法に精通している |
| 8 | 魅了する容姿/声/音楽/感触 |
| 9 | 不可視/擬態/隠密 |
| 10 | 呪う/祝福する/与える/奪う |
| 11 | フェイの領域:それを作る/変える、他者をその中に閉じ込める |
| 12 | 洞察/予言/夢や記憶を暴くこと |
PCたちは緑の君の 墓へ向かっている。そこで最近まで 居座っていたフェイに出会わせたい。
関心事の一覧から 「収集する/貯め込む/執着する」を選ぶ。 きっと彼は墓に財宝を残してきたに違いない! 大きさは6の目で「小型」となり、 特徴は7と12の目で 「木のような/雑草のような/棘だらけ…」と 「人形のような…虚ろな」となった。 人型にどれくらい近いかは で4の目が出た。 継ぎ合わされ、今なお伸び続ける枝でできた生ける人形を想像している。
才能については、彼はいたずら好きに見えるので 「擬態/隠密」を選ぶ。そして「無生物への 影響力」も相応しく思える——植物や木を 少し操れるのではないだろうか?
さて、彼らが何のために生み出されたかを選ぶか出目で決める。それが不明瞭であれば、どのような精霊から生み出されたのかを決めよう。野の精霊(356ページ)からテーマを選ぶか出目で決めるとよい。緑の君に対する戦での役割と、過去が残した消えぬ痕跡を選ぶか出目で決める。
| 1-2 | ……偽りの死後の世界を創る/維持する |
|---|---|
| 3-4 | ……命じる/強制する/執行する/罰する |
| 5-6 | ……欺く/覆い隠す/守る |
| 7-8 | ……楽しませる/活気づける/美しくする |
| 9-10 | ……育む/守る/耕す |
| 11-12 | ……働く/労働する/苦役する/生産する/建てる |
| 1-3 | 犠牲者/死傷者/難民/捕虜 |
|---|---|
| 4-5 | 無関係/反体制派/忠誠派 |
| 6-8 | 徴集兵/新兵/兵士 |
| 9-10 | 斥候/破壊工作員/間者/裏切り者 |
| 11 | 将/首領/監督者/執行者 |
| 12 | 英雄/首謀者/黒幕 |
| 1 | 傲慢/反抗/怒り/残酷さ |
|---|---|
| 2 | 恥/疑念/恐れ/神経質さ |
| 3 | 名声/悪名/敵意/宿敵 |
| 4 | 郷愁/否認/妄想/固執 |
| 5 | 忍耐/几帳面さ/用心/狡知 |
| 6 | 短気/激しい庇護欲 |
| 7 | 義務/責務/負債 |
| 8 | 空虚/孤独/悲嘆/倦怠 |
| 9-10 | 傷跡/障害/目に見える傷 |
| 11-12 | を2回振り、組み合わせる |
さらに:下なるものによって堕落(430ページ)しているか? を振り、1の目が出たならそうである。
名前(97ページ)を選ぶか作り、ステータスブロックを書き上げる。すべてのフェイはフェイのタグを持ち、多くは魔法のタグも持つ。彼らは完全な肉体でも完全な精霊でもないため、尋常ならざる頑健さを持つ(アーマー4、鉄には0)。
私の小さな柳細工の人形は明らかに 植物の精霊の血を引いている。彼が何のために生み出されたか 「働く/労働する/苦役する…」で11の目が出て 戦での役割は「犠牲者…」で2の目、 消えぬ痕跡は12の目で、続けて 6の目(「激しい庇護欲」)と3の目 (「敵意」)が出た。堕落してはいない。
彼はある緑の君の 庭園の世話をしながら、 土から小物や植物や石を集めていた様子が目に浮かぶ。 彼は自分の収集物をひどく守り、 仲間のフェイのことはほとんど気にかけなかった。 彼の土地は焼かれ、財宝は失われ、 彼は世捨て人となり、 戦を避けるようになった。 数世紀前、彼はその墓を見つけて住処とし、 小物の財宝を再び集め始めた。だが スウィン(222ページ)に追い出され、彼は
必死に自分の物を取り戻したいと思っている。
棘だらけの庭師である彼を、私は 「ソーンサム」と呼ぶことにする。こう書き上げよう:
ソーンサム
HP 12;アーマー 5(頑健、急所を欠く)、鉄には1 ダメージ 引っ掻く指 (至近、掴み)
特殊能力:フェイの本性、虚ろ
本能:手に入れること
- 地形に溶け込む
- 何かをくすねる
- 近くの植物/木から助けを得る
- 自分の体の中に何かを隠す
フェイの領域
フェイの領域とは、物理世界と精霊世界の間に存在する隠された現実であり、両方に触れ、重なり合いながらも、そのどちらにも属さない。小さく親密で居心地の良いものもある。
広大で壮麗なものもある。
フェイが住むすべての場所が真に領域であるわけではない。多くのフェイは廃墟や洞窟、木の洞に居座っており、幻惑で飾り立てているかもしれないが、完全にこの世界の中にある。
領域は違う——切り離されているのだ。
フェイの領域を作るには、それが接する、あるいは重なり合う現実世界の地形から始めよう。ほとんどは大森林(200ページ)、山麓(144ページ)、あるいはフェリアーの沼(116ページ)に見られる。沼にあるものはしばしば堕落(430ページ)している。多くは緑の君の遺跡(214ページ)の一部だ。
現実世界の地形が定まったら、その入り口を選ぶか出目で決める。結果はそれが見つかった場所を踏まえて解釈しよう。
| 1 | きらめき、感覚、それだけ |
|---|---|
| 2 | 巨石/道標石(478ページ) |
| 3 | 扉/門/開口部——自然のもの、作られたもの、文字通りのもの、あるいは単なる印象 |
| 4 | 毒キノコの輪、あるいはその他の特徴的な植物のパターン(おそらく有用・貴重、458ページ) |
| 5 | 小道/登り/下り/落下 |
| 6 | 特定の時にのみ活性化する(月光の下、日没時、冬など)。もう一度振り直す |
大森林にある入り口が少なくとも10年前からあるなら、森の民の紋章(152ページ)で印がつけられている可能性が高い。
領域そのものについては、テーマ(95ページ)、領域の本来の目的、それを維持する錨、そして1〜2個の要素を選ぶか出目で決める。を振って規模と大きさの参考にしてもよい。
| 1 | 封じ込め:閉じ込める/保存する |
|---|---|
| 2 | 生息地:フェイが住む/働く/遊ぶ場所 |
| 3 | 共同体:集い、取引し、噂話をし、見せびらかし、旅する場所 |
| 4 | 地位:記念碑、威圧するための場所、誰かの見せびらかし |
| 5 | 創造性:表現、探求、芸術作品 |
| 6 | 悦楽:楽園、隠れ家、偽りの死後の世界、遊び場 |
| 1 | 一人の強大なフェイの意志 |
|---|---|
| 2 | 複数の |
フェイの本能あるいは意図——その中に住む(囚われている?)
3 強力な
フェイが残した力の欠片——埋められた、あるいは隠されたもの
PCたちは緑の君の墓を探索しており、ミイラ化した 造り手が眠る埋葬室へと近づいている。その精霊はフェイの領域に留まり続けている。
地形は定まっている(墓の内部)。入り口には「扉/門/開口部」を選び、 目的は明らかに「悦楽……偽りの死後の世界」だ。テーマは5の目で 「約束、取引、抜け穴…」、錨は5の目で「ルーンに覆われた石」となった。 要素は6の目(「衰退/不潔/無秩序」)と5の目(「広大で移ろいゆく場所」)となった。
意気消沈したフェイの従者たちが、古の誓いに縛られている。埃っぽい広間や部屋、 野生化した庭園が果てしなく連なり、打ち捨てられた財宝と、主を避けるむっつりしたフェイに満ちている。緑の君の 魂は退屈から躁の発作へと揺れ動き、その間、居合わせたフェイが何であれ呼び出される。
| 1 | フェイの道(478ページ)や世界の遠く離れた場所への出口 |
|---|---|
| 2 | 超現実的な風景:森の洞窟、水中の王国、雲の中の城、大きくされた小さな場所、巨大にされたありふれた場所など |
| 3 | 場違いな「文明的な」もの:沼の中の饗宴の間、木を彫って作った家、洞窟の中の図書館など |
| 4 | 世界と時の流れから摘み取られた、実在の場所 |
| 5 | 広大で移ろいゆく場所——道に迷いやすく、常に何か新しいものがある |
| 6 | 衰退/不潔/無秩序——おそらく幻惑や幻影で隠されている |
領域には、筋の通ったフェイやその他の住人を配置しよう。またアーティファクト(108ページ)や、筋の通った領域の災厄(110ページ)も満たそう。
時の拡張(105ページ)は、人間の訪問者にとって特に懸念すべきことだ!
テーマと要素から、錨について考え直したくなる。この領域は、緑の君の半ば忘れられた 行いのすり切れた幻惑によって、辛うじて維持されている。まさに永遠の楽園というわけだ。
領域への立ち入り
一部の入り口は特定の時にしか機能しない:満月の下、冬の間、日の出や日没時など。これはフェイにも人間にも等しく当てはまる。
それ以外の場合、フェイはほとんどの領域の入り口を、あなたや私が扉を開けるのと同じように自由に使うことができる。人間にとっては、もっと込み入っている。
興味深いこと: 人間は偶然フェイの領域に迷い込んだり、案内人に従ったり、いたずら好きあるいは悪意あるフェイに引き込まれたりすることがある。あるいは入り口の近くで眠りに落ち、夢の中でその領域を訪れることもある。鉄や鋼はあなたを守るかもしれないし、守らないかもしれない——気づけば、持っていた鉄がすべて元の世界に置き去りになっていることもある。
役立つこと: 意図的にフェイの領域に入るには、すべての鉄と鋼を置いていかねばならず、さらに以下のいずれかが必要だ。
- フェイの案内人の足跡をたどる
- 薬物/酒/狂気/激しい感情などで自らの心を朦朧とさせる(開く?)
- 血管にフェイの血が流れている
- 老母のワイン(509ページ)や類似の効果によって、フェイの魔法や幻惑を見抜ける
閉ざされた入り口
一部の入り口には、フェイにも人間にも等しく、開くための特別な条件がある。その条件には次のようなものがあり得る……
- 正しい言葉を歌う/唱える/刻むこと
- ひるまずに何か危険なことをすること(壁に向かって走るなど)
- 何か馬鹿げたことをすること(倒れるまで回り続けるなど)
- 通行料を払うこと(秘密、物語、美しいもの、約束など)
- 番人を説得して中に入れてもらうこと
- 上記の何らかの変形や組み合わせ。あるいは
- まったく別の何か。
領域の住人は、閉ざされた入り口の条件を無視できることがある。領域の創造者ならほぼ間違いなくできる。
私の緑の君の死後の世界は、間違いなく 閉ざされているはずだと考える。壮大な アーチ道があり、そこを一対の強力なフェイの 番人が見張っていて、通行料を 要求すると想像する:善き振る舞いをする という誓いを立てなければ、誰も入れない。
フェイの領域の災厄
- 魅了し、うっとりさせる美しさ
- 気づかぬうちに過ぎ去る時間
- 劇的で、荒々しく、奇妙な風景
- 目を離した隙に変化するもの
- 道に迷うこと
- 気まぐれな天候
- 目覚めて活動し、意見に満ちた元素の精霊(360ページ)
- 幻影と幻惑(98ページ)
- 出ることができない、あるいは許されないこと
揺れ動く時間
フェイの領域では、時間はそもそも流れるとしても奇妙な流れ方をする。世界に戻ったとき、まったく時間が経っていなかったり、普通に時間が経っていたり、あるいは数日、数週間、数ヶ月、数年を失っていたりすることに気づくかもしれない。何世紀も後に世界へ戻り、塵となって崩れ去った者の話も伝わっているが、それはただの言い伝えに過ぎない。そうだろう?
時間の喪失は、次のような者に最もよく起こる。
- フェイの食べ物を食べる、あるいはフェイの飲み物を飲む
- 眠りに落ちる
- 浮かれ騒ぎや仕事などに我を忘れる
- 住人を侮辱する/住人に借りを作る
- 停止状態にある場所を乱す
PCを時間の喪失で脅かすのは確かに有効だ。セッションを欠席せざるを得ないプレイヤーのPCの不在を説明するのにも使える。だが、あなたと——そしてプレイヤーたちが——本当にゲームを揺さぶりたいと思わない限り、PCに何年も何十年も失わせるのはやめておこう。
いくつかのフェイの領域
- 岩の露頭にある小さな扉——微小なフェイとその話す野ネズミの臣民たちが住む、滅びゆく水晶の都市へと通じている。
- サンザシの木々が作る自然のアーチ。その先には、木々に囲まれた広間、ルーンを刻んだ炉、終わりなき酒宴と踊りがある。
- 大きな枯れ木にある節穴。入るにはある詩を暗唱しなければならない。中には満員の劇場があり、そこでは冷淡なフェイが長らく死んだシェイドを呼び出し、人間たちの劇を演じさせている。
- 沼にある道標石(478ページ)。多くのフェイの道が交わる十字路で、よく使われるが、それを守る哀れなトロールに美の通行料を払わねばならない。
- 幅広い小川。顔から飛び込むと、水のような夢のような領域に入る。ナマズのようなフェイが、石や財宝、失われた記憶を美しく移ろい続けるモザイクへと配置している。
- 棘に絡まれた立石の環。月光の下でしか入れない。中では、一つを除くすべての石が、苦悶の中に縛られた森の民(150ページ)であることが明かされる。
彷徨える市
フェイたちを結びつけるものはほとんどない——見せびらかしたいという欲求を除いては。そしてそのためには観衆が必要だ。出会い、集う場所が。物語や驚異や嘘を交わす場所が。
彼らには彷徨える市が必要なのだ。
問い
- 言い伝えによれば、彷徨える市はいつ開かれるのか?
- フェイからどんな財宝でも一つ買えるとしたら、その驚異の品は何か?
- あなたが最も大切にしている所有物は何か? なぜそれをそれほど大切にしているのか?
- あなたがたの中で最も美しいのは誰か? 最も美しい歌声を持つのは? 最も見事に踊るのは? 最も美味しい料理を作るのは?
たどり着くには
彷徨える市はフェイの領域(102ページ)であり、開かれるたびに異なる主催者によって新しく作られる。
市を見つけるには、それがいつ開かれるかを知り、入り口を見つけなければならない。入り口は数多くあるが、毎回異なる。
どのフェイも最寄りの入り口がどこにあるかを知っている——それが見つかる地形(大森林なら202ページ、フェリアーの沼なら118ページ)を選ぶか出目で決め、次のような気まぐれな条件を選ぼう。
- 見つけた7番目のハンノキに登れ。その上にある
- 目隠しをせよ。あなたの名を呼ぶ鳥について行け
- 木の洞へと続く石の道を作れ。日没時にその道を歩け
- ブルーベルの群生の中で眠れ。そして夢の中でその市を訪れよ
印象
- 感覚の氾濫:人混みと呼び込み、絹と香辛料、香水、羽根と花、いやらしく見つめる人ならざる顔
- 売り物の驚異:蒸留された友情、液体の静寂、結晶化した悲しみなど
- 今回の市が以前のものに比べて見劣りするという皮肉な意見
- あなたの笑顔、皮肉めいた一言、口笛の調べに歓喜する叫び声
- ところで、ここにはもうどれくらいいるのだったか?
偶然の遭遇
選ぶか、誰かに運命のダイスを振ってもらう。
| 1 | ちぐはぐな盛装をしたフェイが盗品を売っている。どんな申し出も拒む |
|---|---|
| 2 | あるフェイが従者を激しく打ちすえている。誰も眉一つ動かさない |
| 3 | 親切そうな緑色の果物売りが、PCに商品を「試食」するよう懇願する |
| 4 | 一座の眩いばかりの演目: 花火、幻影、退屈そうな観客 |
| 5 | 老婆が上質な未来を売っている——運命は変えられ、予言は書き(換え)られる |
| 6 | あなたの財布に手(爪?)が伸び、巧みに「取引」しようとしている |
| 7 | 蜂の巣や切り株の中にある小さな副市場。虫ほどの大きさのフェイで賑わっている |
| 8 | 通りでの、みだらで扇情的な酒宴。ほとんどの者が避けて通る |
| 9 | 話す獣、陰気なフェイ、うつろな目をした子供たち——首輪をつけられ鎖に繋がれている |
| 10 | 侮辱。叫ばれる挑戦。見物に群がる人々 |
| 11 | 四人の族長(111ページ)の一人が通り過ぎるときの、囁きと騒ぎ |
| 12 | 主催者の東屋——趣向を凝らし壮麗で、政治の駆け引きに満ちている |
ムーブ
Treasure Hunt
彷徨える市を解決策を求めて くまなく探すとき、解決したい問題を述べて+CHAで判定する。7以上で、まさにそれを提供する者を見つけ、それについて掛け合いができる。だがその前に、10以上ならまず1つ、7〜9ならまず3つを選ばねばならない。
- 他の誰かがそれを買おうとしている(あるいはそのふりをしている)。あなたは不利な状態で掛け合いをしなければならない
- それ自体は解決策ではなく、解決策を手に入れるための手段に過ぎない
- それは呪われている、盗品である、あるいは何らかの理由で使用や所持が危険だ
- それを見つけるだけでも、あなたはあるフェイに借りを作ってしまった
Haggle
フェイと駆け引きするとき(彷徨える市に限らず、どこであっても)、 +WISで判定する。相手があなたを気に入っていれば有利に、あなたに害意を抱いていれば不利に判定する。12以上なら、代価はごくわずかで済む。10〜11なら1つ、7〜9なら2つ、6以下なら3つを選ぶ。
- 代価は少なくとも価値2はある
- 代価はかけがえのない、大切な、失えば胸が張り裂けるようなものだ
- 代価は本当はあなたが払うべきものではない
- それは約束、条件、あるいは義務を伴い、必ず面倒を引き起こす
- あなたは結局彼らに借りを作ることになる
代価が何であれ、あなたはそれに同意したか、あるいはフェイを侮辱して取引は不成立になったかのいずれかだ。何が起きたのか、卓を囲んで一緒に詳しく決めよう。取引を反故にすれば、確実にフェイを侮辱するか、あるいは彼らへの負債(99ページ)を負うことになる。
交易の機会
PCが(季節の移ろいムーブから)交易の機会を得た場合、フェイは以下のようなものを提供するかもしれない。ただし、PCはそれについて掛け合いをする必要がある!
- 不可能な仕事——一晩で一季節分の作業を終わらせるなど
- 秘密、記憶、謎の答え、厄介な問題への助けなど
- 幻想的な交易品(価値2または3):雲の布、夢から醸した蜂蜜酒、幻惑の染料など
- フェイのアーティファクト(108ページ)
- 緑の君(216ページ)、森の民(154ページ)、野の精霊(364ページ)、あるいはもしかすると下なるもの(424ページ)のアーティファクト。
アーティファクト
様々な財宝
◇◇ あなたの若き日の糸車(なぜそれとわかる?)——火事で失われたもの(かさばる、価値0)
- ◇ 本の霧のような液体の小瓶。それぞれに切ない記憶が満ちている(壊れやすい、然るべき買い手には価値1)
- 蜜の言葉が詰まった小さな壺。雄弁さに頼る次の判定に有利を与える(壊れやすい、価値1)
- ◇ 蜜蝋の蝋燭12本。その香りは植物や木、虫の精霊たちを喜ばせる(約1時間、近接、価値1)
- 銀の鏡(◇ 美麗、価値2)——あなたが自分自身をどう見ているかを映し出す
- 破られた約束の首飾り(壊れやすい、然るべき買い手には価値2)
- 雨の色に染められた亜麻布数反(不動、美麗、価値2)
- 渦巻く霧に満ち◇、無限の深みを湛えたガラスの球——心をカタルシスに満ちた、憧れるような悲しみで満たす(壊れやすい、美麗、価値3)
- どんぐりほどの大きさのエメラルドをあしらった青銅の指輪。着用者は年を取らないが、外せば一気に歳月が追いつく(美麗、魔法、価値4)
月光の衣
薄絹のローブで、肌に触れると心地よい。
薄明かりの中でこの衣を身に着けると、より見た目が魅力的になる。普段醜いなら、平凡になる。平凡なら、美しくなる。美しいなら、光り輝き、息をのむほど、壮麗になる。
だが悲しいかな、身に着けている間に月光の衣が 汚れる、あるいは破れると、衰弱を1つ記す。
この衰弱は、衣がフェイの魔法で洗浄あるいは修復されるか、あなたがそれを銀色の灰へと焼き尽くすまで解消できない。
「黄金」の壺
きらめく硬貨で満ちた小さな青銅の大鍋。少なくとも、そう見える。
小さな自然の 物(葉、石、どんぐりなど)を壺に満たし、隠 し、一季節の間光に当てないとき、中身は幻惑によって黄金の財布◇(価値4)となる。
壺から取り出された「硬貨」は、次のようなときに本来の姿へと戻る……
- 正直な商人がそれに触れたとき
- 現在の持ち主が嘘をついたとき
- 誰かが幻惑を見抜いたとき
- 何かが幻惑を解いたとき。あるいは
- 新月が来て、過ぎ去ったとき
赤い旗印
◇◇、魔法、血 頑丈な長槍の先端の横木から垂れ下がった毛織りの旗。ぼろぼろで深紅色をしており、粗雑に刺繍された長靴が紋章として描かれている。重く垂れ下がっている。まるで濡れているかのように。
戦の中で赤い旗印を掲げるとき、あなたの側で戦うすべての者の内に血への渇望が沸き立つ。血3を保持する。戦いが荒れ狂う間、血を1対1で消費して、仲間たちに次のことを望ませられる。
- 突撃し、敵を押し返す
- 踏みとどまり、一歩ごとに敵に代償を払わせる
- 凶暴に戦い、一切容赦しない。血を消費した結果、あなたが〈命令〉
〈従者〉を、あるいは〈派遣〉を、あるいは別のPCの
〈斬り結ぶ〉を行うことになる場合、その判定は有利になる。血を消費するたびに、影響を受けた者は小さな、獣的あるいは石のような特徴(小さな角、奇妙な目、岩のような皺など)を得る。
最後の血を消費する、あるいは戦いが 終わるとき、赤い旗印の色は褪せ、現れた特徴のうちわずか(約6分の1)が、最も激しく戦った者たちを中心に残り続ける。倒れた敵の血に浸すまで、それは再び機能しない。
これは血まみれの長靴(112ページ)の軍旗であり、彼らの最も神聖な遺物だ。
彼らがそれをただ手放すと期待してはいけない。
頑丈な帯金の箱
6インチ×4インチ×3インチ、厚いナナカマドの木でできており、青銅の帯がかけられている。見た目は大したことがない。すぐに人の記憶から抜け落ちてしまう。
あなたの血の一滴を 空の箱の中に落とすとき、あなたが交わした約束、立てた誓い、あるいは負っている負債を一つ名指す。あなたの血は箱の中に落ちると鉛の粒となり、箱が封じられている限り、その約束、誓い、あるいは負債はあなたに対して何の効力も持たない。
小アルカナム
1つを選ぶか、運命のダイスを振る。
| 1 | 小さな奇妙な本(509ページ) |
|---|---|
| 2 | 巨大な樫の葉(517ページ) |
| 3 | セコイアの水盤(537ページ) |
| 4 | 質素な箒(537ページ) |
| 5 | 石の偶像(538ページ) |
| 6 | 宝の地図(538ページ) |
危険
災厄
- フェイを怒らせる/侮辱すること
- 彼らに借りを作ってしまうこと
- 誠実に、あるいは不誠実に約束をすること
- 彼らの注意を引くこと、彼らの執着の対象になること
- フェイの領域に迷い込むこと
関連する存在
- おそらくは何らかのフェイの言いなりになっている野の精霊(356ページ)
- 大森林(200ページ)に住む危険な獣たちのいずれか
- 魅了され、操られ、あるいは欺かれたクリンウィン(58ページ)
- もしかすると自身もフェイかもしれない蒼ざめた狩人(292ページ)
- 戦の遺物である石の君の構造体(392ページ)
- 彼らの虜囚となって死んだ人間の亡霊(76ページ)
- 苦しめるために呼び出した緑の君のシェイド(85ページ)
- 進んでフェイと取引をする者もいるダヌの祝福されし者(66ページ)
セイロウ叔母さん
HP 16;アーマー 4(頑健)、鉄には1(樹皮)
ダメージ 絞めつける指/蔓 (至近、近接、間合い、掴み)
特殊能力 フェイの本性(98ページ)/青銅から+ダメージを受ける/周囲から色を奪う/自分の蛾が知ることは何でも知っている
本能 美と純粋さを「守る」こと
- 蛾の群れとなって散り散りになる
- 自分の「助け」を必要としている者を見つける
- 彼らに恐怖や悪夢を見せる
- 彼らを自分の家へ誘い込む/引きずり込む
- 冷たく安全な泥の中に、永遠に埋める 恐怖があなたを捕えようと湧き上がるとき、彼女は影の中から現れる。背が高く、厳めしく、そびえ立つように——柳の枝をまとい、蛾が周りを飛び交っている。彼女は骨ばった手を差し伸べる。「お静かに、坊や」と彼女は囁く。「お静かに。
セイロウ叔母さんが助けに来たのですから」
彼女はかつて美しかった。聖なる森の番人だった。清らかな水と、蝶と、蜂の場所。だが戦がやってきた。火と毒と、大地の分断。
策謀と嘘。悲嘆と終わりなき苦痛。
ルビンボジア(421ページ)が彼女を見出したのは、その悲嘆の最中だった。彼は彼女に、助けるための力を与えた。
苦しむ無垢な者、絶望する美しき者を見つけるために。安らぎと、主の冷たい抱擁の安全とを差し出すために。
冬の熊
HP 26;アーマー 5(頑健、氷)、鉄には2(毛皮、氷)
ダメージ 噛みつき、または打ちのめし (近接、至近、間合い、強打、掴み、凄惨、貫通1)
特殊能力 フェイの本性(98ページ)/寒さへの耐性/気分に応じた冬の天候のオーラ
本能 自らの地位と所領を守ること
- 氷と雪、幻惑と幻影、フェイの領域そのものを織り上げる
- 手下(精霊、獣、あるいは借りのあるフェイ)を送って命令を実行させる
- 冬の元素を操る
- 傷だらけの老人、あるいは霙と雪の嵐の姿を取る
- 忘れられたアーティファクトを使う
冬の雪が大森林を覆うとき、熊は大地を歩き回る。最もよく出会うのは、家ほど大きく、毛皮につららを垂らした、鼻を鳴らす巨大な獣の姿だ。その従者たちは、緊張しながら、目立たぬように付き従い、彼の呼びかけを待っている。彼は、自分に恩義のある多くのフェイや、支持を誓った者たちの元を訪れる。誰も彼に会って喜ぶ者はいない。誰も彼を追い返す勇気はない。
熊は、見ての通り、フェイの中でも最も強力な者の一人だ。自らの主の首をへし折った。その死体を貪り食った。彼は何百ものフェイを隷属から解放した。そして彼らが負う借りを利用して、いわば封建領主のような存在になった。
熊の領域は、貯め込んだ財宝と忍び歩く従者たちに満ちた巨大な洞窟だ。多くの入り口と出口を持ち、それぞれが世界のどこかの異なる洞窟の入り口へと通じているが、その洞窟の入り口が雪の吹き溜まりに囲まれているときに限られる。
四人の族長
族長たちは、個人としても政治的にも、フェイの中で最も強力な者たちに数えられる。冬の熊もその一人だ。他には次のような者がいるかもしれない。
- さえずる者——春の梢に住み、世界を歌で満たす。救いようのない噂好きで、愚か者のふりをする。しばしば正体を隠して歩く。並外れて物知りだ。
- 王冠の牡鹿——深い夏の森を、自らの宮廷や取り巻きとともに練り歩く。美しく、誇り高く、颯爽として、気高い。好色でもあり、恋に落ちやすい。
- 長影——葉を落とした、威厳ある老いた木の女。おどおどした手下を従え、秋の森で物思いに沈んでいるところをよく見かける。予言を語り、巧妙な計画を練る。戦がまだ終わっていないことを知っている。
暁紅
HP 12; アーマー 4(頑健)、鉄には0
ダメージ 燃える接触 ・不利(至近)
特殊能力 フェイの本性(98ページ)/光り輝く
本能 崇められること
- 血を沸き立たせる歌を歌う
- 情熱/嫉妬/献身をかき立てる
- 自らのフェイの領域へと、おそらく新たな獲物を連れて忍び去る
- 信奉者に課題/試練を課す
- 眩しく輝き、見る者の目を眩ませる
彼は、ある緑の君の楽園における輝く宝石であり、昇る太陽の眩い美が肉となった存在だった。彼は幸福で、恋をしていた(あるいは、そう思っていた——愛するために生み出された存在に、本当に愛することができるのだろうか?)。
だが、主の墓が反乱者たちに略奪された。彼の世界は覆された。彼は打ちひしがれ、無防備で、孤独で、愛されぬ身となった。
彼には自由への関心などなく、ただ他者からの全き敬愛という、安全で温かな確かさだけを求めた。幸いにも、彼にとってそうした崇拝は容易に見つかるものだった。
彼の領域は、夏の林間の空き地にある威厳ある東屋であり、常に夜明け直前のその瞬間にある。そこは彼の魅力にへつらう犠牲者たち——恋人やその候補者たち、さらわれた子供たち、信奉者たちで満ちている。そしてその外れには、寵愛を失った哀れな者たちがいる——だが彼らの嫉妬に満ちた崇拝は、今なお暁紅を養っている。
血まみれの長靴
HP 12; アーマー 4(頑健)、鉄には2
ダメージ 特大の棍棒 ・有利(近接、粗雑)または鉄張りの長靴 ・有利(至近、強打)
特殊能力 フェイの本性(98ページ)/鉄への耐性がある/自分から暴力を始められない
本能 喧嘩をすること——汚ければ汚いほどよい
- 侮辱する、嘲る、罵倒を浴びせる
- 顔を突き合わせ、挑発する
- 見かけによらぬ怪力を活かす
- 倒れた者を踏みつける(凄惨)
ホブネイル、スピットキッカー、ビッグサンク、タスク、グラブといった名を持つ、ならず者の一団だ。
背が低く、がっしりとした乱暴者たちで、不揃いな手足、ちぐはぐな体の部位、ごつごつした肌をしている。特大の鉄張りの長靴を履いて練り歩き、他のフェイの嫌悪を喜ぶ。
かつて彼らは、主たちのために石を切り出していた。それをさほど気にもしていなかった。
だが、戦い、喧嘩し、できる限りの血を流す機会を与えられれば、まあ、二度尋ねる必要もなかった。血まみれの長靴は、戦において最も恐れられ、語り継がれた部隊の一つだった。真っ先に戦闘に飛び込み、踏みにじった敵の血で赤い旗印(109ページ)を染め上げた。
そして戦の後は? まあ、彼らのようなならず者を、そのまま暴れさせておくわけにはいかない。
とある小狡い策士が、彼らの負っていたあらゆる負債を買い集め、取引し、それぞれから一つの約束を引き出した——喧嘩を自分から始めないこと。他の誰かが始めた喧嘩を終わらせることはできるし、ああ、それを大いに楽しむだろう。だが、今も生きているほぼすべてのフェイは、彼らにその機会を与えないだけの分別を持っている。
グリムシチュー
HP 16;アーマー 4(頑健)、鉄には1(厚い毛皮)
ダメージ 握り潰す力 (至近、 掴み、強打)
特殊能力 フェイの本性(98ページ)
本能 内なる空虚を満たすこと
- 好奇心と孤独から人間の後をつける
- 話し相手と引き換えに助力を申し出る
- 不可能な仕事をやってのける
- 怒ると大きくなる:+大型、HP+4、ダメージ+3、+近接、+間合い
- 空腹になり、話し相手を食べてしまう
彼は煙と骨に満ちた洞窟に住み、シチュー鍋の世話をしながら、思い悩んでいる。
薪や水、肉を取りに出かけることもある。そして外に出たとき、人間と道が交わることもある。孤独のあまり、前回どれほどうまくいかなかったかを忘れてしまうこともある。
グリムシチューと掛け合い(107ページ)をするとき、最初の2つの選択肢のどちらも選べない。彼が求めているのは話し相手であり、物ではない。
虚ろなるフェイ
HP 19; アーマー 5(頑健、急所を欠く)、 黒鉄には1
ダメージ 生命吸収 (至近、近接、範囲、アーマー無視)
特殊能力 生命を感知する/不活性な死と灰に囲まれている/黒鉄によってのみ真に破壊できる
本能 生命力を貪ること
- 呻き、あらゆるものを恐怖で満たす
恐怖、下記参照
• フェイの魔法を引き裂く
• かつての自分自身と対面すると、混乱して立ち止まる
• 大きく開き、生者の生気を飲み込む(衰弱を与える)
黒鉄(307ページ)に傷つけられたフェイは、死を祈るようになる。そのような傷を生き延びることは呪いだからだ。彼らは弱り、次に混乱し、そして飢えていく。やがて彼らは、死に囲まれ、見つけたあらゆる生命の源を吸い込む、歩く抜け殻となる。
虚ろなるフェイは、もはやただの鉄や鋼には脆くない。負債や約束はもう彼らを縛らない。彼らはどんなフェイの領域からも力ずくで脱け出す。黒鉄だけが彼らを破壊できるが、それを試みるほど愚かな生きたフェイなどいるだろうか?
このような恐怖に直面すると、たいていのフェイは逃げることを選ぶ。中には、忘れられた墓にそれを閉じ込めるほど賢い者もいるかもしれない。だが最も賢い者は……ああ、最も賢い者は、その問題を代わりに処理させるための愚かな人間を見つけてくるのだ。
大型の虚ろなるフェイは上記より頑丈だ:HP23、ダメージ+1、+間合い。巨大なものはさらに頑丈で、HP27、ダメージ+3、+間合いとなる。
小さき者たち
HP 1; アーマー 6(頑健、大きさ、速さ)、 鉄には2
ダメージ 針/矢 (至近または間合い)
特殊能力 フェイの本性(98ページ)
- 敏捷な羽で素早く飛び回る
- 溶け込み、見られずに見張る
- 幻影を織り上げて、思いとどまらせる、気を逸らす、あるいは混乱させる
- 矢で眠りを引き起こす
- 勇敢に、屈せず立ち向かう
- 力を合わせて偉業を成し遂げる
- 脅威に群がる
- 獣や精霊を煽り立てる
- いたずらをする
守護者の本能 古の悪から守ること
働き者の本能 苦しい時に備えること
悪童の本能 他人を犠牲にして楽しむこと
翼を持ち羽ばたく、ネズミやトンボほどの大きさの、ごく小さな者たちだ。奇妙な小さな者たちでもある:毛皮と羽根、鱗と甲殻、薄絹と翼の寄せ集めだ。
美しく、可愛らしく、あるいはグロテスクだ。
緑の君の支配下で共に暮らしていた者もいれば、戦の後に集まった者もいる。驚くほど多くが自由の身として生まれ、先達の傷を負うことなく育った。
彼らが何らかの堕落した場所や崩れゆく緑の君の遺跡を見張っているのを見つけるかもしれない。あるいは、巣穴や中身をくり抜かれた古木に隠された、彼らの賑わう都市の一つに出くわすかもしれない。あるいは、運が悪ければ、退屈し残酷になって遊び相手を探しながら森や沼をうろつく彼らの一団に出会うかもしれず、あなたはまさにうってつけの獲物というわけだ。
白きビリーたち
HP 7; アーマー 4(頑健)、鉄には0
ダメージ 頭突き (至近、強打)
特殊能力 フェイの本性(98ページ)
本能 自らの悲嘆を抑え込むこと
- 誰かを自分たちの宴に引きずり込む
- 断られると腹を立てる
- 過去と向き合わされると激しく反発する
- 彼らを怒らせてしまった。本物の暴力が差し迫っている
- 後になって一人で目を覚ます。どれほど時間が経ったのかもわからない
- あなたは虜となり、誰かに救い出されるまで果てしなく宴に興じ続ける
割れた蹄と樺のように白い毛皮を持ち、あらゆる大きさと形の角を生やした筋骨隆々の者たちだ。
彼らはとても幸せそうに見える——踊り歌い、酒を飲み盛り、気の良い喧嘩に興じる、終わりなき日々を過ごしている。
だが、よく見ると、傷跡が見える。
失われた手足、折れた角が見える。一瞬、苦痛に満ちた目が見える。だが、いや、いや、もう消えている。さあ、もう一曲!
もう一杯! もう一つ卑猥な歌を!
白きビリーたちの 宴に加わるとき、HPを失い、衰弱を1つ記し、+CONで判定する。10以上なら、正気を保ったまま何か役立つことを学ぶ。7〜9なら、酔いつぶれ疲れ果てた後で正気を取り戻す(衰弱をもう1つ記す)——そして新たな悪ふざけがまた始まろうとしている。6以下なら、衰弱をもう1つ記し、1つを選ぶ。